よくある質問
- お墓はいつ建てたら良い?
- 特に決まりはありません。
お墓を建てる時期に決まりはありませんが、出来るだけ早い時期に墓石を建て供養するほうが良いでしょう。葬儀が済んで四十九日が終わっても遺骨が家やお寺にあるのではその家も陰宅となって、いつまでも忌ごとが明けません。ひとつの目安としては、四十九日忌明け、年忌、春秋の彼岸、盆、祥月命日が良いでしょう。しかし、これも目安であって、仏を供養するためにお墓を建てるのですからあまり時期にこだわる必要はありません。 また、生前にお墓を建てることもできます。これを寿陵(じゅりょう)と言い、長寿につながる縁起が良いものと言われています。家運繁栄を願って生前にお墓を建立する人も多くなっています。
- 寺院墓地と霊園の違いは?
- 寺院墓地はお寺が管理していますが、霊園には私営や公営があります。
寺院墓地はお寺が管理している墓地のことです。寺院墓地に入るためには、まずそのお寺の檀家になる必要があります。お寺とお付き合いしながら仏事の相談・面倒も見てもらえます。お寺には永代使用料とお布施を払います。霊園には私営や公営があります。宗教・宗派は関係ない場合が多いようです。永代使用料と年間維持費を支払えば利用できます。人気の霊園は順番待ちや抽選を行っているところもありますので、すぐに入れるかどうかは確認が必要です。
- 墓石に彫る字に決まりはあるの?
- 宗派によって異なります。ご相談ください。
伝統的な和型の墓石に彫る文字は宗派によって違います。お寺や石材店にご相談ください。
一方、最近増えてきた洋型は比較的自由な文字が刻めます。例えば「和」「心」「ありがとう」など、生前好きだった言葉やその人にちなんだ漢字を使うことができます。
戒名は和型・洋型ともに墓誌という板状の石に代々彫っていく場合が多いです。和型・洋型の選択は墓地によって規制がある場合もありますのでよくご確認下さい。
- 「地震」にお墓は耐えられるの?
- 古いお墓は耐震施工が必要な場合がございます。
地震の際に、お墓が倒れないか心配になる方も多いと思います。昔は接着剤にモルタルを使用しておりました。ですので、接着面からはがれやすいため古いお墓は地震に弱いといえます。最近では良い接着剤が開発され、大きな地震が来ても倒れにくくなりました。そのほか、地盤が弱い土地には杭を打ち込むなどの工夫もあります。気になる場合お気軽にご相談ください。
- 亡くなってから、どのくらいの期間でお墓を建立したらいいの?
- 特に決まりはありません。
1周忌・3回忌・お盆・お彼岸などの時期までに、とご希望される方が多いです。
- 産地によって、石に良い悪いはあるの?
- 特にありません。
墓石に使用されている石はほとんどが輸入です。
- 指定石材店制度とは?
- 石材店とお寺や霊園を結ぶ制度です。
石屋さんが墓地の経営に絡んでそうなっている場合と、霊園やお寺との信頼関係で決められている場合があります。
長年そのお寺に出入りして、お寺はもちろん、檀家さん等からの信頼も厚いといえますので安心です。
- お墓の向き、方角はどっちが良い?
- 四方全てに仏様がいらっしゃるので、方角の指定は特にありません。
どうしても方角が気になる場合は灯篭を建てることをお勧めします。灯篭は四方を照らす意味合いがあります。
- 永代使用権とは?
- お墓を購入するために必要な権利です。
お墓を購入するためには、まず墓所の永代使用権を購入することが必要になります。その上で墓石や工事費用がかかってきます。
永代使用権については個々の霊園や墓地の契約内容をよく確認してください。
- お墓を建てるときに必要な手続きは?
- 納骨する際に埋葬許可が必要になります。
生前にお墓を建てるときには墓地の契約や管理規程などのほかに特別な許可等は要しませんが、実際に納骨をされるときには埋葬許可が必要になります。- 死亡届を市町村役場に提出
- 死体火(埋)葬許可証 発行(市町村役場)
- 死体火葬許可証を火葬場に提出
- 火葬後に火葬済みの印が押され埋葬許可証となる(火葬場)
- 埋葬許可証を墓地の管理者に提出
- 埋葬
- 開眼法要とは?
- お墓に魂を入れる大事な儀式です。
開眼法要によって、初めて礼拝の対象である石塔となります。通常は納骨と同時に行われます。新規でお墓を作った場合、お墓が完成した時点で開眼法要を行うケースもあります。
- なぜお墓は石で作られているの?
- 古来から”石”には霊が宿ると考えられてきたためです。
日本には八百万の神々がいます。自然界のあらゆるものに霊が宿っていますが、石は特別な霊力があると思われたのです。日本人が古代からお墓を支社の霊魂がやどる依り代の石で作るのは石の霊力を信じる伝統があったのです。それは一朝一夕に失われるものではありません。それが二千年の伝統の重みです。”お墓は石”という日本人の心情にはこうした神話と歴史の背景があったのです。
- お盆とお彼岸の違いはなに?
- どちらも先祖の霊を敬う日ですが、由来や目的が違います。
お彼岸:先祖を敬い、亡き人をしのぶ日
お盆:先祖の霊をこの世にお迎えして供養する
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちたこの世界を此岸といいます。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸がもっとも通じやすくなると考え先祖を供養するようになりました。
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